こういう、ほぼ単品で売っているレンズがある。
理科の実験では「凸レンズはスクリーンに実像を映せる」とされているので、これを使えば写真も撮れるはずだ。
どんな風になるのか興味があったので3Dプリンターで作ってみた。
なるべくレンズらしく見えるようにデザインしてみたが、ぱっと見普通になってしまったのであまり気づかれない。それはそれで寂しさはある。
レンズ自体は Kenko AC クローズアップレンズ No.5 を使っている。
単体だと焦点距離は200mmなので、2枚使って105mmくらいにした。
ちなみにここに至るまでに試作品が一つあって、かなりでかくなってしまった(特にフードが)ので、嫌になって作り直した。
撮ってみた
というわけで、撮ってみたらこんな感じになった。
いいレンズとは程遠いが、夢で見た光景みたいになる。
作ってみて思ったけど、普通に店で売ってるちゃんと写るレンズって、やっぱりすごい。
新ブランドTETTOR(テットール)
有名なレンズメーカーはよく最後にRがつくブランド名をつける。例えばニコンは日本光学だからNIKKOR(ニッコール)、ミノルタは六甲山で作ってるからROKKOR(ロッコール)、という感じだ。ストレートで古い感じがして良い。
僕は鉄塔という名前で呼ばれているので、僕もマネをしてTETTOR(テットール)という名前に決めた。TETTOR 105mm F4。
本当はためらっているところでTさんという友達が考えてくれたが、自分で考えたかのように書いておく。
3Dプリント用のSTLデータは こちらで公開しています。
高田徹 (企画、設計、制作)
Tさんによるレビュー