新鮮な乱数直送サービスはじめました。

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新鮮な乱数を直送したくなった理由とかについて

今日はうどんとラーメンどっちにしよう?みたいな、適当に決めたいけど本当に適当だと嫌だなって時にはサイコロを振りたくなる。
しかしいつでもサイコロを持っているとは限らないので、代わりに乱数(ランダムな数)を作ってくれる物理サイコロサーバを立てた。

サイコロなのでキューブっぽくしました

透明なケースの中に入っているサイコロを棒で突き飛ばして転がすという構造。これはLINEで「新鮮な乱数直送サービス」というアカウントと友達になっていれば誰でも使える。(ページ下部にリンクがあります)
ただ、うどんとラーメンで悩んだとき先走って振ってしまうと「4」とか言われて困ってしまう。あらかじめ奇数ならどっち、という風に決めておくのが重要だ。

この乱数はわたしが作りました

乱数、サイコロ、dice などの単語が入っているときに振ってくれる。

あえてサイコロを振る理由

乱数を作るだけならわざわざ物理的に振らなくても、アプリでもなんでもできてしまう。
しかし、コンピュータで作った乱数はアルゴリズムで作られていて、ランダムさのもと、例えばPC内のノイズやキー入力のタイミングなどを保存しているエントロピープールというデータを使って擬似的に作られているものだ。

考えてみれば、基本的に手順通りのことしかできないコンピュータでは無理もない話である。
しかしそれがときに問題となり、例えば頻繁に暗号化処理を行っているようなサーバ(ネットワークの暗号化など)の場合はエントロピーが足りなくなり暗号化がもたつくという現象が発生する。そういう場合は適当にリサイクルして乱数のもとを使い回すという場合もある。
また、そういった雑な乱数の発生方法ではなくハードウェア乱数発生器という意図的にノイズを拾って大量のエントロピーを作り出す機器も実際に使われていたりする。これはサーバ向けの特殊な機器なので一般のコンピュータには搭載されていない。

普段よく見る乱数は一見すると予測不能だが、もしかすると1ヶ月くらい前のエントロピーを使って計算しているかもしれず、知らずしらずのうちに腐った乱数を使ってしまっている可能性がある。
今の迷いに対して、それより前のエントロピーを使ってしまったら順序が逆だ。

「迷って、振って、従う」

この因果関係が重要なので、新鮮なできたての結果を届けるために毎回しっかり振るようにした。
ちょっと時間が掛かってしまうが、選択には余白も必要なのだ。

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制作 tettou771
命名 東信伍
LINEアイコン 友田もえ